活 動

7月~8月ボランティア活動参加者募集


生きもの調査や環境整備などの
ボランティア活動の参加者を募集中です。
一緒に九重の自然保護・保全活動をしてみませんか?
特別な技能などは必要ありません。
ご興味のある活動にご参加ください。
ご参加いただけるのは原則として中学生以上とさせていただきますが、
活動によっては小学生以下でも保護者同伴であれば
ご参加いただける場合がございますので、お問い合わせください。

【生きもの調査ボランティア  野鳥部】
自然学校のフィールド「さとばる」で暮らす野鳥の種類や個体数を調べます。
調査を通して楽しく学んでみませんか?

■日 時
 7月20日(日) 9:30~10:30 ※雨天中止
 8月23日(土) 9:30~10:30 ※雨天中止

■内 容
 さとばるの調査コースを歩きながら、
 観察した野鳥の記録を取ります。

対 象
 小学生以上

■持ち物
 汚れてもよい服装・靴、帽子、
 双眼鏡(貸し出しもあります)

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』
 (大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)

 
【生きもの調査ボランティア  チョウ・ガ部】

<チョウ部>
チョウ部では月2回、環境省主催のモニタリングサイト1000の里地調査として
さとばるのチョウ類調査を行っており、うち1回はボランティア活動として行っています。
初夏の飯田高原で童心にかえってチョウを追いかけてみるのはいかがでしょうか?たくさんのご応募、お待ちしております。

■日 時 
 7月12日(土) 10:00~12:00 ※雨天中止
 8月 9日(土) 10:00~12:00 ※雨天中止

■内 容
・網によるチョウ類の捕獲と記録
・種の同定 など

対 象
 中学生以上(小学生以下の参加は要相談)

■持ち物
汚れてもよい服装、帽子、タオル、飲み物、長靴(汚れてよい靴)

■集合場所
九重ふるさと自然学校『事務所』
(大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)

   

<ガ部>NEW
ガ部では月1回(平日含む)、自然学校のフィールド「さとばる」にてライトトラップを用いたガの調査を行っています。実は面白くて美しいガの多様性の世界、一緒にのぞいてみませんか?
ご応募お待ちしております。

■日 時 
 8月2日(土) 19:00~21:30 ※荒天中止

■内 容
・ライトトラップに飛来したガの記録
・訪花するガの観察

対 象
 中学生以上(小学生以下の参加希望は要相談)

■持ち物
懐中電灯、汚れてもよい靴、温度調節のしやすい服

注意事項
・コガネムシやカメムシがたくさん集まることがあります。
・宿泊先等の斡旋は行っておりません。
・集まった虫のお持ち帰りはご遠慮いただいております。

■集合場所
九重ふるさと自然学校『事務所』
(大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)

  
【生きもの調査ボランティア  田んぼ部

田んぼ部では月に1度、田んぼ・ビオトープにて水生生物の調査をおこなっています。
夏は水生昆虫たちがにぎやかなシーズン。ゲンゴロウの仲間やトンボの幼虫のヤゴなど、自然共生型田んぼに棲む生物のデータ収集にぜひご協力ください!

■日 時
 8月23日(土) 13:00~15:00 ※雨天中止
 ※7月は田んぼの草取りと共に実施

■内 容
・網を使った生きもの採集
・種の同定 など

対 象
 中学生以上(小学生以下の参加希望は要相談)

■持ち物
 汚れてもよい服装、帽子、タオル、作業手袋、飲み物、長靴(あれば田植え用長靴)

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』
 (大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)

  コシマゲンゴロウ
【さとばる チョウの草原の環境整備】
自然学校の敷地内には草刈りだけで維持している、「チョウの草原」と呼ばれるエリアがあります。このような「刈り取り」で保たれた草原には野焼きを行っている草原とはまた異なる生態系が成立し、チョウの草原にも珍しい動植物が数多く生息しています。しかしながら、その労力から近年は刈り取りで維持された草原は全国的に極めて少なくなっています。チョウの草原に生きる珍しい動植物を守るために、是非、皆さんのお力を貸していただけませんか?どうかよろしくお願いいたします。

■日 時 
 7月5日(土) 10:00~15:00 ※雨天中止

■内 容
・草刈り(刈払機の使用は「刈払機取扱作業者安全衛生教育」受講修了者のみ可)
・草集め・草運び(刈払機を使用しない方)

対 象
 中学生以上(小学生以下の参加はできません)

■持ち物
 長袖・長ズボンの汚れてよい服装、長靴(汚れてよい靴)、作業手袋、帽子、タオル、昼食、飲み物、ボランティア初級者向けテキストブック(自然学校制作、お持ちの方)

【刈払機使用の方】
刈払機(お持ちの方。自然学校のものも貸出可)、刈払機取扱作業者安全衛生教育修了証、安全
装具(お持ちの方)※燃料(混合油)は自然学校で準備します。

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』
 (大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408)
  
【プログラム運営補助】

「田んぼの生きものさがし」
ビオトープと田んぼの生きものを採取し、観察します。
会場設営や子どもの安全管理等にご協力ください。

日 時 
 7月13日(日) 9:00~13:00 ※雨天中止
 8月17日(日) 9:00~13:00 ※雨天中止

内 容
 備品運搬、活動監視、会場設営など

対 象
 高校生以上

■持ち物
 汚れてもよい服装、田んぼ用長靴またはサンダル、帽子、タオル、昼食、飲み物、雨具

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『自然教室』(大分県玖珠郡九重町田野1726-143)

 


「川の生きものしらべ」
川で生きものを採取したり泳いだりします。
会場設営や子どもの安全管理等にご協力ください。

■日 時 
 8月10日(日) 9:00~18:00

■内 容
 備品運搬、活動監視、会場設営など

対 象
 高校生以上

■持ち物
 濡れてもよい服・かかとのある靴(靴を履いたまま川の中に入ります)、
 帽子、タオル、昼食

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『自然教室』(大分県玖珠郡九重町田野1726-143)

  
【オオハンゴンソウ駆除活動】
飯田高原の草原にすむ動植物を守るため、特定外来植物オオハンゴンソウ(キク科)の花・つぼみの摘み取りを行います。種子を作らせないことで、いま以上の繁殖の拡大を防ぐことにつながります。ご協力をよろしくお願いします。

■日 時
 8月9日(土) 13:30~15:30 ※雨天中止
 8月16日(土) 10:00~15:00 ※雨天中止

■内 容
 開花中のオオハンゴンソウの花の摘み取り。簡単な作業です

■対 象
 小学生以上

■持ち物
 汚れてもよい服装、長靴、帽子、タオル、作業手袋、飲み物

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-408)

  
【散策路整備】
園内の散策路の整備を行います。
安全に利用できるフィールドづくりにご協力をお願いします。

■日 時 
 7月10日(木) 10:00~15:30 ※雨天中止
 8月31日(日) 10:00~15:30 ※雨天中止

■内 容
 土留め階段の補修、誘導路づくりなど

■対 象
 中学生以上
 
■持ち物
 汚れてよい服装、長靴、作業手袋、帽子、タオル、昼食、飲み物

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』
 (大分県玖珠郡九重町田野1726-408)

  
【自然共生型田んぼづくり】
「草取りと生きもの調査」
お米も生きものも育む「自然共生型田んぼ」の草取りを行います。
稲が元気に育つ手助けをしたあとは、田んぼ部の活動としてカエルや水生昆虫など田んぼに棲む生きものを調査します!

■日 時 
 7月20日 (日) 13:00~16:30 ※少雨決行

■内 容
 ・雑草抜き
 ・網を使った生きもの採集など
 ※田んぼに入る際は田んぼ用長靴をご持参いただくか、裸足となります。

■対 象
 小学生以上

■持ち物
 汚れてもよい服装(水着など)、着替え(下着含む)、サンダル、帽子、タオル(汗拭き・泥拭き用。多めが安心です)、カッパ、飲み物など

■集合場所
 九重ふるさと自然学校『事務所』(大分県玖珠郡九重町田野1726-408)

  

参加を希望される場合は、いずれも3日前までにお申し込みください。
お申しみはこちら

えんじょ~い☆さとばる 田んぼの生きものさがし


秋風が涼しく感じられるようになってきた飯田高原で
田んぼの生きものさがしを実施しました。
稲穂が頭を垂れ、自然共生型田んぼも稲刈り直前というタイミングですが、
田んぼの生きものたちはまだまだ健在です。

水を抜いた田んぼ(手前)と水を張ったままのビオトープ(奥)

田んぼは稲刈りに備えて水を抜いていましたが、
田んぼの隣のビオトープは水が張ったままの状態で、
田んぼの生きものたちはそちらに移動していました。
ゲンゴロウ類、ガムシ、コオイムシ、ヤゴといった水生昆虫たちに加え、
サワガニ、ドジョウ、ツチガエルなど、
田んぼでおなじみの生きものたちが見つかりました。
田んぼの水を抜いたことで水のないエリアも広がっていたためか、
普段はあまり見かけないケラも多く採取できたのが
今回の特徴だったと言えるでしょうか。

採取した生きものをみんなで観察

自然学校の田んぼは稲刈りと脱穀が終わると、
再び水を入れて冬期湛水に入るため、
水が入っていない田んぼというのは案外貴重だったりします。
さすがに昆虫類の数は夏には及ばないかもしれませんが、
水のあるビオトープと水を抜いた田んぼの両方を体験できる
この時期の生きものさがしは考えようによってはお得なのかもしれません。
秋の田んぼの楽しさを再発見した今回の生きものさがしでした。

川の生きものしらべ


飯田高原には川底まで見通せるほど澄んだ清流があり、
夏には川遊びができる場所もあります。
川の最上流域に暮らす生きものたちの姿を求めて、
川の生きものしらべを行いました。

様々な環境に生きものが隠れています

会場となった川はくるぶし程度から子どもの腰ぐらいまで水深の変化があり、
川底には大小の石が沈み、川岸にはヨシを中心に植物が生い茂るという
環境の変化に富んだ川でした。
川の中を泳ぐ魚はもちろんのこと、
石の裏や植物の影などに隠れている水生昆虫やエビといった
小さな生きものたちもたくさん見つけることができました。

採取した生きものをじっくり観察

飯田高原の川は流域としては最上流域にあたるためか、
採取した生きものは魚よりも水生昆虫が目立つ結果となりました。
カワトンボやコヤマトンボといったトンボのヤゴの他、
トビケラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫など、
水がきれいでないと生きられない生きものをたくさん発見できました。
たくさんの生きものたちと出会えるこの豊かな川を
これからも大切にしていきたいと思います。

春の妖精キスミレ


野焼き後の黒い大地を彩るキスミレ。飯田高原では今が花盛りです。

黄色のお花とハート型の葉っぱが特徴

キスミレは春に開花し、タネを実らせ、夏には葉っぱも枯れてすっかり姿を消してしまいます。
このような植物のことを春植物と呼び「春の妖精」とも表現されます。
次の春まで土の中で休眠するため、短い期間でしっかり日光を浴びて栄養を蓄える必要があります。
そのため日当たりのよい野焼きされた草原や短く刈られた草地などはキスミレにとって最適な環境です。

防火帯に咲いたキスミレ。背後には野焼きの炎。

場所によっては大群落をつくるキスミレ、
黄色のお花が一面に広がる様子はかわいい妖精たちが、つかの間の春を謳歌しているようです。

一面に広がるキスミレ

 

ワッホウってなんの鳥?!


 この季節、野鳥のさえずりが全方向から聞こえてきます。
鳥たちにとっては子孫を残す正念場。
彼らの必死な想いとはうらはらに、私たちヒトの耳には歌声のように届きます。
美声の代表ウグイスのさえずりは「ホー、ホケキョ(法、法華経)」。
このようにおもに鳥のさえずりを人の言葉にあてはめて、
覚えやすく表現したものを「聞きなし」といいます。

 聞きなしがそのまま名前になっているのがカッコウです。
でも今日の声はどうしても「カッコウ」とは聞こえませんでした。
どちらかと言えば「ワッホゥ」。
個性なのか、頑張りすぎて声が枯れているのか。
求愛相手の耳に魅力的に届いていればいいのですが。(川野)

ワッホウの正体(松の木の先端)
カッコウ(ハトぐらいの大きさ)