高尾の桜も満開を迎え、生きものたちがにぎやかになる春の季節の到来です。それでは早速、4月頃に見られる自然情報をお伝えいたします。

里山を代表するスミレの一つ。高尾の森自然学校では、このほかスミレ、ツボスミレ、アカネスミレ、ナガバノスミレサイシンの4種類のスミレが観察できます。

スミレに並ぶ、里山の春植物の一つ。白いきれいな花が1輪だけ付くことからその名がつきました。季節が良ければ林床一面が白い花で覆われます。

花が幾重にも重なる姿を「十二単」にたとえたことからその名がついたそうです。華やかさはそれほどないですが、十二単にふさわしい清楚な姿が魅力です。

サクラが散ったのち、高尾の森自然学校ではヤマツツジが満開となります。ツツジが連なるツツジの小径を抜ける散策をぜひお楽しみください。

瑠璃色の模様がきれいなタテハチョウのなかま。成虫で冬越しするため、春早くからその姿を見ることができます。

去年自然学校に作ったトンボ池に、今年ヒキガエルが散乱しました。池を覗くとたくさんのオタマジャクシが泳いでいる姿を見ることができます。