



竹林から切り出した竹を使ってさまざまな工作を行うプログラム「竹であそぼう!」を実施しました。
まずは今回の材料となる竹を切り出すため、ヘルメットや道具を身に着け、竹林に向かいました。竹林は放置してしまうとその範囲をどんどん広げてしまうため、竹を切り出すのは竹林整備も兼ねています。中が空洞の竹ですが、1本分の重さは予想以上に重くて驚く声がありました。枝を切り落として加工しやすい状態にした後、管理棟近くまで竹を運び、いよいよ工作スタートです!初めに全員で水鉄砲を作りました。節の部分を上手に活用して竹を切っていきます。水を押し出す棒にはスポンジと布を巻き付け、筒の方の節に穴をあけて完成です。その後は自由工作の時間で、コップやお皿を作ったり、カブトムシやクワガタなど色んな生きものをモチーフにした置物などを作りました。中が空洞で、縦に裂けやすい竹の特徴を活かすと、様々なものが作ることができることを学べました。参加者からは「竹を切るところから水鉄砲作りまで体験でき、親子で夢中になって楽しめました。」などといった感想をいただきました。(石井)
7月18日、19日、昆虫たちの世界を見てみよう~夏の昆虫編~を開催しました。
今回は、昆虫の中でもカブトムシやクワガタムシが所属する甲虫類をテーマに
夜の森で昆虫観察を実施。ライトトラップ(光を使っておびき寄せるトラップ)や野村ホイホイ(ペットボトルを改造し、中にバナナを入れたトラップ)などの昆虫トラップの使い方を実演し、捕まった昆虫たちを観察しました。
トラップにやってきた昆虫の中にはカブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタなど、子どもたちに人気の昆虫や、東京都で準絶滅危惧種に指定されているアカアシオオアオカミキリも見ることができました。
プログラムで観察できたカブトムシやクワガタムシをはじめとした虫たちは豊かな森がないと野生では生きていけません。
これからも彼らのような生きものたちの居場所を守っていけるように整備をしていきたいと思います。プログラムに参加してくださった皆様ありがとうございました。
6月20日、6月21日に昆虫たちの世界を見てみよう~ホタル編~開催しました。
今回の観察会では両日合わせて36名の方にご参加いただきました。
ヘッドライトを付けて夜の森へ、ホタルが生息している沢にたどり着くまでの間に
ホタルブクロというホタルに因んだ名前を持つ花やノコギリクワガタ、コクワガタなどの生きものたちを観察することが出来ました。
19時30分ごろにホタルがいる沢へたどり着くとすでにぽつぽつと
光を放っているゲンジホタルたちがいました。
そこから10分ほどたった時には夜空にきらめく流れ星のようにホタルたちが飛び交ってきました。
ホタルの沢から帰る道ではノコギリカミキリなどのカミキリムシの姿やフクロウの鳴き声を聞くことができ、普段はスタッフでもなかなか見ることが出来ない夜の森の姿を参加者の方と一緒に堪能しました。
今回観察できたゲンジボタルはきれいな沢がないと生きていけない生きものです。
森の整備活動を続けることでこれからもゲンジボタルが生息できる森を守っていきます。
プログラムに参加してくださった皆様ありがとうございました。