活 動
森林整備を担う人材育成

「2025年度第5回森のジュニアボランティア」を実施しました!

2025年9月14日(日)
 9月14日の「ジュニボラ」は、久しぶりの源流での整備活動!2グループに分かれ、「ヒミツキチ」と新しい源流の下刈り・間伐作業を行いました。環境アカデミー生にもボランティアとして手伝っていただき、楽しい活動にすることができました。


   
 夏の日差しを浴びて茂った草たちに覆われ、「ヒミツキチ」は「秘密すぎる」場所になっていました。まずは、登っていく道を刈ることに。開いていくと、今まで登り降りに使っていたロープがなんとちぎれていました…!(イノシシの仕業?) それでも一歩ずつ足場を固めて前へ前へと登り、周辺も切り開き、今までの「ヒミツキチ」が戻ってきました。

  
 もう1つのグループは新しい源流の探検隊。今まで明らかになっていなかった、新たな水の通り道を辿っていくと、そこには2箇所水が染みだすポイントがありました。泥だらけになりながらも、塞がる木を伐り、倒木を運び、新しい源流まで歩けるよう、整備していきました。
 自然学校へ来る方みんなが楽しめる場所になるよう、今後も活動していきます。(川村)
環境体験学習

「竹であそぼう!」開催!

2025年7月19日(土)

竹林から切り出した竹を使ってさまざまな工作を行うプログラム「竹であそぼう!」を実施しました。

まずは今回の材料となる竹を切り出すため、ヘルメットや道具を身に着け、竹林に向かいました。竹林は放置してしまうとその範囲をどんどん広げてしまうため、竹を切り出すのは竹林整備も兼ねています。中が空洞の竹ですが、1本分の重さは予想以上に重くて驚く声がありました。枝を切り落として加工しやすい状態にした後、管理棟近くまで竹を運び、いよいよ工作スタートです!初めに全員で水鉄砲を作りました。節の部分を上手に活用して竹を切っていきます。水を押し出す棒にはスポンジと布を巻き付け、筒の方の節に穴をあけて完成です。その後は自由工作の時間で、コップやお皿を作ったり、カブトムシやクワガタなど色んな生きものをモチーフにした置物などを作りました。中が空洞で、縦に裂けやすい竹の特徴を活かすと、様々なものが作ることができることを学べました。参加者からは「竹を切るところから水鉄砲作りまで体験でき、親子で夢中になって楽しめました。」などといった感想をいただきました。(石井)

環境体験学習

「第3回伝統野菜を美味しく学ぼう」開催!

2025年7月19日(土)
7月19日(土)、伝統野菜を育て、次世代に種を繋いでいくプログラム「伝統野菜を美味しく学ぼう」の第3回目を実施しました。7月からは夕方開催のため暑さは感じつつも、日陰が多く、爽やかな風も吹いてとても作業がしやすかったです。
今回は講師にオギプロファーム代表の福島さんをお呼びして、伝統野菜の種の取り方を教わりました。また、畑の草刈りや冬用のニンジンの種まき、ジャガイモの収穫も行いました。
森から運んできた土を使って畝を作り、短い間隔で江戸東京野菜の1種である馬込三寸ニンジンの種まきをしました。福島さんの話ですと、ここ最近の猛暑でニンジンの発芽率が低下しているそうです。無事芽が出てくれるといいなと思います。その後は4月に植えたジャガイモを収穫!8月の活動に使うジャガイモと今回の活動で食べるジャガイモを選んだ後は、参加者みんなで山分けです。最後に馬込半白キュウリの種を採るための野菜選びを行いました。福島さんからは、本来の野菜の形に近いものから種を採ると、その野菜が次世代に繋いでいけるとの説明を聞き、みんなで形の良い馬込半白キュウリを1本選びました。次回、そのキュウリから実際に種を採り、来年度の活動に繋げていきます。(石井)
定番の草刈り作業
ニンジン用の畝づくり
ニンジンの種まき
みんなでジャガイモ堀り
ジャガイモの茎はコンポストへ
福島さんから種取用の野菜の選び方を教わりました
どのキュウリから種をとろうかな
みんなで選んだ種取り用のキュウリは黄色く熟しました!(8月7日収穫)
環境体験学習

「昆虫たちの世界を見てみよう~夏の昆虫編~」開催しました。

7月18日・19日開催

718日、19日、昆虫たちの世界を見てみよう~夏の昆虫編~を開催しました。

今回は、昆虫の中でもカブトムシやクワガタムシが所属する甲虫類をテーマに

夜の森で昆虫観察を実施。ライトトラップ(光を使っておびき寄せるトラップ)や野村ホイホイ(ペットボトルを改造し、中にバナナを入れたトラップ)などの昆虫トラップの使い方を実演し、捕まった昆虫たちを観察しました。

トラップにやってきた昆虫の中にはカブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタなど、子どもたちに人気の昆虫や、東京都で準絶滅危惧種に指定されているアカアシオオアオカミキリも見ることができました。

プログラムで観察できたカブトムシやクワガタムシをはじめとした虫たちは豊かな森がないと野生では生きていけません。

これからも彼らのような生きものたちの居場所を守っていけるように整備をしていきたいと思います。プログラムに参加してくださった皆様ありがとうございました。

最初に夜の生態系や昆虫トラップについて解説を行いました。
解説が終わったらライトトラップの設置へ。帰りに成果を確認します。
尾根道に仕掛けたペットボトルの罠の回収へ中にはカナブンやカブトムシが入っていました。
ペットボトルの罠やスタッフが見つけた昆虫たちはほしい人がじゃんけんをして勝った人へ。
道中の木の確認も忘れずに何かいるかな?
なんとカブトムシのメスを発見!!
この後もよく探したらカブトムシのオスも発見できました。
帰ってきてからライトトラップを確認するとそこにはカブトムシのメスとコクワガタのオスが来てました。

環境体験学習

「昆虫たちの世界を見てみよう~ホタル編~」開催しました。

6月20日、6月21日

6月20日、6月21日に昆虫たちの世界を見てみよう~ホタル編~開催しました。

今回の観察会では両日合わせて36名の方にご参加いただきました。

ヘッドライトを付けて夜の森へ、ホタルが生息している沢にたどり着くまでの間に

ホタルブクロというホタルに因んだ名前を持つ花やノコギリクワガタ、コクワガタなどの生きものたちを観察することが出来ました。

19時30分ごろにホタルがいる沢へたどり着くとすでにぽつぽつと

光を放っているゲンジホタルたちがいました。

そこから10分ほどたった時には夜空にきらめく流れ星のようにホタルたちが飛び交ってきました。

ホタルの沢から帰る道ではノコギリカミキリなどのカミキリムシの姿やフクロウの鳴き声を聞くことができ、普段はスタッフでもなかなか見ることが出来ない夜の森の姿を参加者の方と一緒に堪能しました。

今回観察できたゲンジボタルはきれいな沢がないと生きていけない生きものです。

森の整備活動を続けることでこれからもゲンジボタルが生息できる森を守っていきます。

プログラムに参加してくださった皆様ありがとうございました。

最初にホタルについてやそれを取り巻く環境について軽く説明を行いました。
ホタルがいる場所へ向かう道中ホタルブクロというホタルに因んだ花を見つけることができました。
森を進んでいくと、ノコギリクワガタを発見!!みんなで観察しました。
まだ日の光が若干残る中で森を進みます。
帰り道ではフクロウの鳴き声を聞くことができました。