体験プログラム

「親子で楽しむ☆新米を食べよう!収穫祭」を実施しました

2025年11月8日(土)

6月の田植えから始まった「親子で楽しむ☆田んぼプログラム」。

10月の稲刈りを経て、最後の締めくくりである収穫祭を11月8日に実施しました!

今年も脱穀・籾摺り体験に飯ごう炊さん、お楽しみ会に焼きいもづくりと盛りだくさんの活動となりました。

すり鉢を使って籾摺りしている様子。「ほら見て!もみ殻が取れて玄米になったよ」
こちらは板を使って籾摺り体験。うまくできたかな?
昔ながらの農機具紹介①
稲穂から籾を取る「足踏み脱穀機」
昔ながらの農機具紹介②
風の力を使って籾を選別する「唐箕(とうみ)」
唐箕の風を浴びている子どもたち。この風の力で空っぽの籾やカスを吹き飛ばします!
そしてこちらが「ハーベスタ」。機械化するととても便利だなと改めて感じました。

お次は10月にみなさんと収穫した新米を使った飯ごう炊さん!

洗米から、焚き火、火の調整まですべての作業をみなさんに体験していただきました。

お昼ご飯がかかっていることもあり、大人も子どもも真剣な表情で取り組まれていました♪

お父さんと一緒に洗米中。
ボランティアスタッフよりマッチのつけ方を伝授!
さぁ、うまく火が付いたかな~?
火が大きくなってきた!煙たいけどがんばっています!
強火になって順調、順調♪
ふつふつしてきたら、もう少しで炊き上がり。
白くてつやつやの新米が炊けました!
手を合わせていただきまーす!
いい笑顔!みんなで育てたお米は美味しいね~♪
みなさんペロリと食べてしまいました!

美味しい新米でお腹を満たした後はお楽しみの時間!

収穫「祭」ということでお祭り気分を味わっていただこうと、縁日のような出店方式でスタッフ一押しのブースを5つご用意。

①おもちゃ工房まつや(松ぼっくりけん玉づくり):担当 さっしー

②茶房尚(玄米茶試飲):担当 がっちゃん

③木のめぐみ~たきびや~(とうきび餅試食):担当 わしこ

④THEだっこく屋(脱穀体験):担当 あべべ

⑤竹deモルック大会(竹モルック体験):担当 みやもん

どの体験ブースも大いに盛り上がり、笑顔いっぱいの時間はあっという間に過ぎてしまいました♪

さっしー店長が営むおもちゃ工房。子どもたちに大人気!
自分なりにデコレーションして、「松ぼっくりけん玉できあがり~!」
こちらはケヤキの大きな木の下に店を構えるわしこ店長のたきびや。
たきびやさんでは地域の伝統野菜ムタトウキビを使ったとうきび餅を焼いて試食!
スタッフみやもん手作りの竹モルックで家族対抗の大会を開催!
今回のモルックはスコア制。果たして優勝はどのチームに!?
THEだっこく屋では脱穀体験!足と手の動き…上手にできるかな?
途中トノサマバッタ夫婦の飛び入り参加もありました!

そして活動の最後はお待ちかねの焼きいもづくり!

今回は秋の自然の恵みである落ち葉を焚いて作りました。

落ち葉を集める作業も、火を熱く感じることも、煙にいぶされることも、みんなでやれば楽しく思い出深い体験です♪

みんなで協力して集めている様子。例年より落ち葉の量が少なくひと苦労…
こちらはせっせと運搬中~。なんだか楽しそう!
落ち葉をかけてメラメラもくもく焼き上げます。
おいしい焼きいもを作るため、スタッフも真剣なまなざし…。
気付けば焼きいもより先に落ち葉プールが完成していました!
かわいい落ち葉の髪飾り♪
そしてお待ちかねの焼きいもも無事に完成!さぁ、お味はどうかな?
気づけば仲良しに♪みんなで食べると美味しいね~。

学びあり、楽しみあり、たくさんの笑顔ありと盛りだくさんとなった収穫祭もこれにて終了。

最後はスタッフの方が、終わるのが名残惜しいほど楽しんでおりました。

ご参加いただいたみなさま、ボランティアスタッフとしてご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

今回で2025年度の「親子で楽しむ☆田んぼプログラム」は終了となります。

今年もみなさまとお米作りに励み、たくさんの生きものたちと出会い、収穫の喜びを分かち合えたことをスタッフ一同、心より嬉しく思います。

ありがとうございました。

おしまい

体験プログラム

「くじゅうの生きもの観察会 ~夏~」を実施しました

6月22日(日)、8月24日(日)

今年度も九重ふるさと自然学校では、くじゅうに棲む四季折々の生きもの観察をテーマに『くじゅうの生きもの観察会』を毎月第4日曜日に実施しています。

それぞれの回の担当スタッフが得意とする生きものを中心に紹介しながら自然学校のフィールド『さとばる』を散策する、そんな観察会です。

7月は雨天のため中止となりましたが、6月は「がっちゃん」こと田島が初夏の昆虫たちを中心とした観察会、8月は「さっしー」こと指原が晩夏のチョウや花を対象とした観察会を行いました。

両回ともにたくさんの生きもの好きな方々にご参加いただきました!ありがとうございました。

 6月の観察会は梅雨真っただ中!天気予報は大きくはずれて開始直前まで大雨が降っていました。しかし少し待っていると段々雨が収まってきたので、皆で傘をさしておそるおそる外へ。参加者の皆さんの行いが良かったのかそれから雨はすぐにピタリと止み、ノアザミが咲き乱れる草原を歩けばウラギンヒョウモンやスジグロシロチョウなどのチョウ類、田んぼ近くの水辺ではシオカラトンボやミヤマアカネ、アサヒナカワトンボをはじめとするトンボたち、たくさんのおたまじゃくしやヒメゲンゴロウを観察できました♪

 8月の観察会は晴天ながら暑すぎず過ごしやすい日和。晩夏となり少し秋めいてきた草原にはオミナエシやマツムシソウ、サイヨウシャジンが咲き、散策路を色鮮やかに彩っていました。チョウはジャノメチョウやキタキチョウ、トンボはノシメトンボがたくさんいました。

虫網を片手に花を愛でる楽しい観察会となりました。

<夏の観察会で観察できた生きもの>

(6月の観察会の様子)

最初は雨がたくさん降っていて心配だったけど・・・
 草原で虫取りできるくらいには天気が回復!
  チョウを求めてノアザミの咲く草原の中へ  
      草笛、楽しかったね~♪

(8月の観察会の様子)

      ビオトープでトンボを観察
       チョウを捕まえたよ♪
      草原の中をのんびり散策
         色々採れたね!

次回の11月は秋の回ラスト。

草原はすっかり枯草色になり、山々の落葉がはじまり、夏に比べて生きものたちはめっきり少なくなりますが、冬に備える生きものの様子や冬ならではの渡り鳥が見られそうです。

凛とした初冬の空気の下、一緒にさとばるを歩いてみませんか♪

またのご参加、よろしくお願いいたします。

・11月24日  担当:田島(冬支度する生きものたちを探してみよう!)

※雨天時は中止といたします。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

体験プログラム

「親子で楽しむ☆稲刈りと秋の生きものしらべ」を実施しました!

2025年10月5日(日)

6月1日の田植えから約4カ月。

田んぼプログラムに参加したみなさんと植えた稲は夏の猛暑にも負けず、すくすくと育ち、たくさんの実をつけました。季節を追って観察すると、その成長過程が分かります。

6月4日
7月3日
7月31日
9月12日

そして、待ちに待った10月5日「稲刈りと秋の生きものしらべ」を実施しました。

稲穂にぷっくりとした実がたくさんつき、全体が黄金色になった収穫によい時期です。

今回は田植えに参加された多くの方々にもご参加いただき、とてもにぎやかな活動となりました。

10月3日の様子
稲穂にはたくさんの実がついています

自然学校の稲刈り体験では稲刈りから結束、掛け干し(はざかけ)までを実施しています。

 

※掛け干し(はざかけ)とは?

刈った稲を束にし、竹竿などに掛けて自然乾燥をさせる方法。天日と風でじっくり乾燥させることで米の品質を保ち、旨味を凝縮する効果があるといわれています。

 

稲刈り初体験のお子さんがたくさんいましたが作業を進めるほどに手際が良くなり、終わるころには夢中になっていました。

スタッフの話を真剣なまなざしで聞く姿、親子で声を掛け合いながら協力して作業をする様子、そして何よりたくさんの笑顔がとても印象的でした。

スタッフより稲刈りの仕方について説明中
いざ、稲刈りスタート!
鎌を使って、ザクザク♪
上手に刈れています!
稲の中からひょっこり!
親子でみなさんいい笑顔です
わっせわっせと稲運び♪
刈った後はこれまた大変、しばる作業!
ボランティアさんと協力して。「上手にしばれたよ♪」
最後は竹竿に掛け干し
束ねた稲を2つに分けて… 
「みて、みて!お米がたくさん!ドヤァ」
1時間半ほどで見事、稲刈りが完了しました!

午後はみなさん楽しみにしていた田んぼの生きものしらべ。

生きものの避難場所として水を溜めている田んぼビオトープや畔などでみなさん思い思いに網を振るい、ガムシやトノサマガエル、数種類のヤゴ(トンボの幼虫)などを捕まえていました。

また今回は田んぼの周囲を飛び回る「赤とんぼ」にも注目!

観察の時間に捕まったものを確認すると、ナツアカネやリスアカネなど4種類の赤とんぼが飛んでいることが分かりました。

秋はどんな生きものがいるかな~?
何か見つけた様子!力いっぱい手を伸ばして…
「あそこにトンボがいる~!」
お待ちかねの生きもの観察の時間
興味深そうに水生昆虫を観察中♪
ナツアカネ
ギンヤンマのヤゴ
トノサマガエル

最終的に合計で30種類の生きものを観察することができました。

田植えのときにたくさんいたニホンアカガエルがオタマジャクシもカエルもいなくなっていたり、逆にヒメゲンゴロウの数やヤゴの種類が増えていたり…。

1年を通して田んぼが色々な生きものたちの住処になっていることが学べる、そんな生きものしらべの時間になりました。

 

これにて今回の活動は終了。

みなさんと掛け干しした稲はこれから太陽の光と風を受けながらじっくりと乾燥し、うまみが凝縮した美味しいお米になっていきます。

そうして収穫したお米は次回の田んぼプログラム「新米を食べよう!収穫祭」にて、実食する予定ですのでお楽しみに♪

また、ボランティアスタッフさんにはスタッフと参加者の補助、安全管理にご協力いただきました。ありがとうございました。

今年も無事に田植えから稲刈りまでを終えられたこと、心より嬉しく思います。

おしまい

体験プログラム

「田んぼの生きものさがし」を実施しました!

7月13日(日)、8月17日(日)、9月13日(土)

今年度も7・8・9月に各1回「田んぼの生きものさがし」を実施しました。

このブログラムは皆さんに田んぼというフィールドがお米を生産する場だけでなく、様々な生きものの生活の場として機能していることを知ってもらうこと、当校の自然共生型田んぼを通して人と自然の共生について皆さんに考えていただくことを目的に実施しております。

標高1000m近い飯田高原の大自然の中、田んぼで暮らすたくさんの生きものたち。

初夏・盛夏・初秋の観察においてどのような変化が見られたのでしょうか?

さあ、楽しい採集の時間です!何が見つかったのでしょうか??(9月)

田んぼに着いてすぐに生きもの探しを開始☆

進んでビオトープの中に入っていく参加者の皆さん。

泥がひんやりして気持ちがいい!わっ、サンダル埋まっちゃった笑!賑やかな声があちらこちらから聞こえてきます。

いざビオトープの中へ!生き物たくさん採るぞ!(8月)   
まずは畔の際から水草の根元をすくってみよう♪(7月)
 

生きもの探し開始直後から歓声が上がります!見ると、参加者の皆さんの網の中にはうごめくたくさんの生きものたちが!

よく見つかるのはガムシやコオイムシ。ガムシはゲンゴロウに似た大きな甲虫です。泳ぐのがゲンゴロウに比べてあまり上手ではなく、水中ではお腹に空気をため込むため、腹部の空気がキラリと光ります。コオイムシは水中に棲むカメムシの仲間。メスがオスの背中に卵を産み、オスが「子を背負う」ことが名前の由来です。

ガムシ(左上)とその幼虫(下)、 コシマゲンゴロウ(右)
 
卵を背負うコオイムシ。他の虫と同じ容器に入れると捕まえて食べてしまいます
 

今回の3回のプログラムでは季節によって同じ生きものでも違った姿を見ることができました。例えば、7月にはトノサマガエルやツチガエルのオタマジャクシがいっぱいいましたが、8月には小さな子ガエルが多くなり、9月にはほとんどが立派なカエルに姿を変えていました。このように生きものたちの成長を感じることができるのも本プログラムの特徴です♪

トノサマガエルの子ガエル(7月)
トノサマガエルの成体(9月)

また、3回のプログラムで見られる生きものの数や種類も異なります。今年の7月はシマゲンゴロウがたくさん見られ、8月には成虫も幼虫も含めてオニヤンマやミヤマアカネ等のトンボ類が最盛期でした。9月には前2回で見られなかったコガタノゲンゴロウがたくさんいたほか、自然学校では珍しいクロゲンゴロウも見られました。

このように生きものたちとの出会いは一期一会。スタッフとしても毎回どのような生きものが見つかるのかがとても楽しみです。

シマゲンゴロウ
コガタノゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、コオイムシ幼虫

採集を終えた後は皆で観察の時間!

皆で一生懸命に捕まえた生きものたちをスタッフが解説しました。7月は23種、8月は26種、9月は28種もの生きものが確認できました♪

スタッフがそれぞれの生きものを解説!(9月)
スタッフがそれぞれの生きものを解説!(9月)

まとめにはスタッフが田んぼを例とした生態ピラミッドについて説明。たくさんの生きものの食物網と相互作用の中で生態系が成り立っていることをお話しました。小さなお子さんには理解が難しい内容でしたが、みんな一生懸命に耳を傾けてお話を聞いてくれました。どうもありがとう!

生態ピラミッドでこの生きものはどこに位置づけられるだろう?(7月)
みんな熱心に考えてくれました!(8月)
生きものメモ(9月)
 たくさんのヒメゲンゴロウ(9月)

これにて今年度の田んぼプログラムは終了。このプログラムを運営していて毎回感じることは、参加者の皆さんがその時々のプログラムを作り上げてくださっていること。皆さんが一生懸命に捕まえてくれる生きものたちが毎度たくさんの学びを与えてくれます。今年も「田んぼの生きものさがし」へのたくさんのご参加、どうもありがとうございました!

来年もお待ちしております♪

最後に、今年度ご参加いただいた皆さまの様子を一部ご紹介♪

またね~☆

ボランティア受入れ

「みいれが池の生きもの救出活動」を実施しました

2025年9月23日(火・祝)

■みいれが池の水抜きと生きもの救出(9/23)
 九重ふるさと自然学校の事務所前には「みいれが池」という池があり、水生昆虫やカエル、ドジョウなどの止水域を好む生きものや水鳥が生息する貴重な水辺環境となっています。しかし、このみいれが池は近年、土砂の流入や入水路の劣化などにより、十分な水量を保つことができなくなったためか、岸辺を中心にヨシやガマが繁茂し、水域が徐々に縮小傾向にありました。そのため、一度池の水を抜き、池全体を深く掘るなどの整備を行うこととなりました。

2019年
2024年(岸辺からのヨシ・ガマの繁茂が激しい)

 池の水を抜く際、カエルや飛行できる水生昆虫などは自力で脱出できますが、ドジョウやヤゴなどは行き場をなくし、どうしようもありません。そこで、水が完全になくなってしまう前にみいれが池の生きものを採取し、ビオトープなどに移す救出活動を実施しました。

水が少なくなった池で生きもの採取

 胴長を着用し、泥に足を取られながらの生きもの採取は大変でしたが、オタマジャクシ、ドジョウ、ヤゴなどの自力での脱出が不可能な生きものたちに加え、ゲンゴロウ類などの水生昆虫も多数採取することができました。採取した生きものたちは、ビオトープ、ある程度水深のある池など、それぞれが好む環境に合わせて移ってもらいました。

採取した生きものを種類ごとに分別
泥の中に潜んでいたドジョウたち
ヤゴも多数救出
生きものを自然学校のビオトープに放流

 みいれが池は整備が終わるまでこのまま水を抜いた状態が続きます。整備が完了し、十分な水量が安定するようになれば、ビオトープなどに移した生きものたちも戻ってきてくれることでしょう。
 また、この機会にみいれが池は「増えすぎたヨシやガマも完全になくしてしまうのではなく、適度に繁茂してもらう」、「水深に変化を持たせ、深いところを好む生きものも浅いところを好む生きものも暮らしやすい環境を創出する」「水鳥が安心して子育てできる環境を用意する」など、生物多様性を向上させることも意識した整備を行う予定です。来園者の皆様には今まで以上に豊かな自然に親しむことのできるフィールドに生まれ変わることと思いますので、整備を終えたみいれが池をぜひ訪れてみてください。
 ※整備は2026年春完了予定です。