生きもの図鑑

アオキ


アオキ科

高さ0.5 – 3mの常緑の低木。雌雄異株で、春に小さな花を咲かせる。秋に赤い実がなるが、あまりおいしくないのか鳥にはあまり食べられず、冬の間中実がついている。自然学校の散策路ではあちこちにみられる。

アオゲラ


キツツキ科

1年中観察できるキツツキの仲間。緑糸の翼が特徴的で、「ポゥ、ポゥ、」と鳴き、4月頃には求愛行動であるドラミングが森の中に響き渡る。ヤマザクラによく巣穴を作る。日本固有種。

アオジ


ホオジロ科

自然学校では冬鳥として、主に11月頃から4月上旬あたりまで観察できる。お腹の黄色が特徴。草木が茂っているところを好むが、「チッ、チッ」という小さな声を頼りに声のする方をジッと見ていると、姿を現してくれる時がある。

アオスゲ


カヤツリグサ科

高さ30cmほどの多年生草本。春から夏にかけ緑色の花穂を出す。青(緑)色が鮮やかなことから名前がついたが、植物は緑で区別が難しい。散策路のやや日当たりが良いところでよくみられる。

アオダモ


モクセイ科

高さ5 – 15mの落葉広葉樹の中高木。4-5月に白い小さな花を多数つけ、夏から秋にかけ、膜状の羽をもつ翼果をつける。材が堅くて粘りがあるので、野球のバットなどに利用される。散策路に点在する。

アオバト


ハト科

全身緑色のハト。自然学校には春から夏にかけて森の中で「ホアーオ」という独特な鳴き声を聞くことができる。ただ、周りの木々に同化して、姿はなかなか見られない。(写真はボランティアの方に提供いただきました。)

アカシデ


カバノキ科

高さ10 – 15mの落葉広葉樹の高木。春の雑木林で、いち早く新芽が赤く色づくのが見られる。春に小さな花を咲かせ、秋に葉が折り重なったような穂状の実をつける。自然学校では、コナラの次によく見られる高木。

アキノキリンソウ


キク科

高さ70-80cmほどの多年草。8月から11月に総状の黄色い花を多数つける。昔は、里山の日当たりの良いところに普通に見られた種だが、近年減少傾向にある。自然学校では、尾根の散策路沿いでまれに見られる。

アキノタムラソウ


シソ科

高さ20-80cmほどの多年草。7月から11月に青紫色で唇形花を穂状につける。森の林縁部から明るい草原に生育し、自然学校ではアナグマ坂付近の林縁部でよく見られる。

アセビ


ツツジ科

高さ1.5 – 5mの常緑広葉樹の低木。3月から5月にドウダンツツジに似た白色の花を房状につける。名前は漢字で「馬酔木」と書き、全体に毒があるため葉を食べた馬が酔ったようにふらつくことからその名がつく。自然学校では散策路沿いに点在する。

イカル


アトリ科

太く黄色い嘴(くちばし)が特徴的。春から夏にかけては「キィーコーフィー」と口笛を吹いているようなキレイなさえずりが聞こえる。秋から冬にかけては群れで行動し、主に植物の種子を好んで食べる。

イチヤクソウ


ツツジ科

高さ15-20cmほどの常緑の多年草。6月から7月に葉の間から花茎を伸ばし、白い花を咲かせる。薬草として用いられていたことから「一薬草」と呼ばれる。雑木林の明るい林内に生育し、自然学校では暗めの散策路脇にまれに見られる。

イチリンソウ


キンポウゲ科

高さ20-30cmほどの多年草。4月から5月に大きな白い花を花茎の先に1つ付ける。花を一輪咲かせることから「一輪草」といい、二輪咲かせるニリンソウと共に、花の季節になると森の入り口付近に一面白い花を咲かせる。

イヌゴマ


シソ科

高さ30-70cmほどの多年草。7月から8月に淡紅色の花が茎の先端に輪生する。ゴマに似た実をつけることからその名がついた。やや湿った草地を好み、自然学校では森の入り口付近の一部で見られる。

イロハモミジ


ムクロジ科

高さ4-15mほどの落葉広葉樹。花期は4月から5月で、その後翼をもった翼果をつけ、秋には風を受けて回転しながら飛ばされる。紅葉がきれいで、自然学校でも前の道路沿いに多数植えられており、秋には真っ赤な紅葉のトンネルになる。

ウグイスカグラ


スイカズラ科

高さ1.5-3mほどの落葉広葉樹の低木。3月から5月、葉が芽吹くと同時に淡紅色の下向きの花が咲き、6月頃に透明感のある1cmほどの赤い実をつける。熟した果実は甘く食べられる。自然学校では明るめの散策路沿いのあちこちで見られる。

ウツギ


アジサイ科

高さ1-2.5mほどの落葉広葉樹の低木。5月から7月、1cmほどの白い花をまとまってつけ、新緑の自然学校の散策路を歩いているとその白い花がよく目立つ。

ウマノアシガタ


キンポウゲ科

高さ30-70cmほどの多年草。4月から6月に黄色の花が茎の先端に咲く。根生葉を馬の蹄に似ていることからその名がつく。ゴマに似た実をつけることからその名がついた。日当たりの良い土手を好み、自然学校では森の入り口付近の一部で見られる。ただし有毒成分を含み、食べると中毒を起こす。

ウメ


バラ科

高さ5-6mほどの落葉広葉樹。2月から3月、白色や紅色、淡紅色の花を咲かせる。もともと中国原産と言われており、日本では起源が分からないほど昔から栽培されている。観賞用や梅の実の栽培用に植えられている。自然学校でも入口に向かう道路の脇に多数植えられている。

ウラシマソウ


サトイモ科

高さ40-50cmほどの多年草。3月から5月に仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるサトイモ科特有の花を咲かせる。その花から長く伸びた付属体を浦島太郎の釣り竿に見立ててその名がつく。暗めの林内に生育し、自然学校では沢の源流付近にのみ見られる。

ウリカエデ


ムクロジ科

高さ6-8mほどの落葉広葉樹。樹皮が青緑色をして縦縞模様がありマクワウリに似ることから名がつく。似た名前のものにウリハダカエデがあるが、分布の中心が西日本で葉の形も異なる。葉の形はカエデらしくないが、秋には黄色に紅葉する。自然学校では、林内のあちこちで見られる。

エゴノキ


エゴノキ科

高さ7-8mほどの落葉広葉樹。5月から6月に白色の下向きの花を多数咲かせ、マルハナバチなどが訪花する姿が見られる。夏につける白緑色の若い実は、サポニンと呼ばれる界面活性剤を含み、石鹸の代わりとして使われたこともある。自然学校では、林内のあちこちで見られる。

オオイヌノフグリ


オオバコ科

高さ10-20cmほどの二年草。2月から6月に青色の花が咲く。ユーラシア・アフリカ原産の外来種で、日本では明治時代に各地で見られるようになった。道端や空き地などあらゆるところに生育し、自然学校でも森の入り口付近で見られる。

オオカマキリ


カマキリ科

大きさは70mm95mm程の大型のカマキリで、鎌の付け根に薄い黄色の点があるのが特徴。名前の通り日本のカマキリの中では最大の大きさとなる。自然学校では夏ごろ、草原や森の様々な場所で見る事ができる。

オオジジバリ


キク科

高さ5-20cmほどの多年草。3月から5月に花茎の先端にキク科らしい黄色い舌状花が目立つ頭花をつける。田んぼの畔などに生え、根生葉が地面を覆うように広がることからその名がつく。自然学校では入口のフェンス付近で見られる。

オオバギボウシ


キジカクシ科

高さ50-100cmほどの多年草。6月から8月に白色から薄紫色の花を下から次々と咲かせる。春先の若葉はウルイと呼ばれ、山菜としても親しまれている。林縁部や草地で見られ、自然学校ではアナグマ坂付近でよく見られる。

オオミズアオ


ヤママユガ科

60mm~80mm程の大型のガで、ハネは黄色や青色を帯びた白色であり、前ハネの縁が赤いのが特徴。幼虫はバラ科やブナ科など様々な木の葉を食草にしている。自然学校では夏ごろに散策路でまれに見られる。

オカスミレ


スミレ科

高さ10cmほどの多年草。アカネスミレの変種で全体に全く毛が無い。4月下旬から5月に紅紫色から紫色の花を咲かせる。里山林の林縁、林道などに生育する。自然学校でみられる花は、紫色が強いものが多い。

オカトラノオ


サクラソウ科

高さ50-100cmほどの多年草。6月から7月に白い小さな花な多数つけて垂れ下がった花序をつける。この花序が虎のしっぽのように見えることから名前がつく。林縁部や草地で見られ、自然学校ではアナグマ坂付近や草地などあちこちで見られる。

オトコエシ


オミナエシ科

高さ60-100cmほどの多年草。8月から10月に白い小さな花な多数つける。黄色い花をつける近縁種のオミナエシ(女郎花)に対して、オトコエシ(男郎花)の名がつく。林縁部や草地で見られ、自然学校ではアナグマ坂付近をはじめ、散策路のあちこちで見られる。

オニタビラコ


キク科

高さ20-100cmほどの1〜越年草。花期は普通5月から10月だが、この時期以外にも花を咲かせることがあり、黄色の花序を多数つける。道端や草地などでふつうにみられ、自然学校では森の入り口付近に多い。

オヘビイチゴ


バラ科

高さ20-50cmほどの多年草。4月から6月に花弁を5枚持つ黄色い花を咲かせ、その後丸い赤色の果実をつける。見た目はキイチゴに似ているが、食べてもおいしくない。近縁種ヘビイチゴが3出複葉なのに対し本種は5出複葉。道端などで見られ、自然学校では森の入り口付近で見られる。

カブトムシ


コガネムシ科

大きさは30mm55mm程の甲虫で、体は赤色や黒色であり、頭部に上下大小2つの角がある。自然学校では夏ごろに散策路のコナラの樹液に集まっているのが見られる。

カマツカ


バラ科

高さ5-7mほどの落葉低木。4月から6月におしべが目立つ小さな白色の花を房状に多数咲か、秋に赤い実がなる。材の粘りが強いため、鎌の柄(つか)に使われていたことから名がつく。牛の鼻環にも使われたことから別名ウシコロシ。自然学校では、林内でまれにみられる。

カラスノエンドウ


マメ科

高さ10-30cmほどの一年生のつる性植物。3月から6月に紅紫色の花を咲かせる。開花後、黒色のサヤを持つ実を着け、晴れた日にはじけて種子を飛ばす。未熟なサヤは笛になる。道端などで見られ、自然学校では森の入り口付近で見られる。

ガンクビソウ


キク科

高さ30-150cmほどの多年草。6-10月頃に、舌状花を持たない下向きの黄色い頭花をつける。花のつき方がキセルの雁首に似ていることからその名がつく。林内や林縁の半日蔭に生え、自然学校では、アナグマ坂の下などで観察できる。

キアゲハ


アゲハチョウ科

大きさは45mm~60mm程のチョウで、ハネの表面が黄色く、胸に近いハネの個所が黒く塗り潰されているのが特徴。幼虫はセリ科の植物を食草にしている。自然学校では、春から秋にかけてお弁当広場や陽だまりの丘で見ることができる。

キタキチョウ


シロチョウ科

大きさは17mm25mm程のチョウで、ハネは丸みを帯び、表の外側に黒い帯状の模様が、裏にはまばらに黒点が現れるのが特徴。幼虫はマメ科の植物を食草としている。自然学校では春から秋にかけて森の入り口やお弁当広場で見られる。

キツネアザミ


キク科

高さ60-80cmほどの2年草。4月から6月に枝先に多数の紅紫色の頭花つける。アザミのようなトゲがなく、頭花も比較的小さい。日本には古い時代に渡来したと考えられている。道端などで普通に見られ、自然学校では草地や畑でよく見られる。

キツネノマゴ


キツネノマゴ科

高さ10-40cmほどの一年草。8-10月頃に、下の花びらが広くて目立つ赤紫色の小さな花を咲かせる。道端や荒れ地などで普通に生育し、自然学校では森の入り口付近で見られる。

キツネノボタン


キンポウゲ科

高さ30-50cmほどの多年草。5月から7月頃に、花弁が5つの黄色い花を咲かせる。花のあと、金平糖のような丸い実をつけることからコンペイトウソウとも呼ばれる。かわいい見た目とは裏腹に全体に毒がある。湿り気の多い草地生育し、自然学校では森の入り口付近で見られる。

キツネノカミソリ


ヒガンバナ科

高さ30-40cmほどの球根を持つ多年草。8月ころに花茎を伸ばして橙色の花を咲かせる。葉はヒガンバナ同様花期の前に枯れてしまいう。東京都(南多摩地)では純絶滅危惧種。明るい林床や林縁に生育し、自然学校では林内でまれに見られる。

キュウリグサ


ムラサキ科

高さ15-30cmほどの多年草。3-5月頃に、淡青紫色の小さな花が花序の下部から順に咲かせる。葉をもむとキュウリのような香りがすることからその名がつく。園芸植物のワスレナグサの仲間。道端や草地に生育し、自然学校では森の入り口付近で見られる。

キランソウ


シソ科

高さ2-20cmほどの多年草。3-5月頃に、濃紫色の花を咲かせる。根生葉が地面に張り付くように広がる様からジゴクノカマノフタとも呼ばれる。薬草としても使われ、地獄に蓋をするほどの薬効からの名前との説も。草地や土手などに生育し、自然学校では散策路や遊具広場付近で見られる。

キンミズヒキ


バラ科

高さ30-120cmほどの多年草。7-10月頃に、小さい黄色の花を総状に咲かせる。花の様子を金色の水引にたとえたことから名前がつく。実はとげがあり、ズボンや靴にくっつく動物散布種子。道端や山野などに生育し、自然学校では日当たりのよい散策路でよく見られる。

キンラン


ラン科

高さ30-70cmほどの多年草。4-6月頃に、1cmほどの黄色の花を穂状につける。里山の春の植物として、白花のギンランとともに林床を彩る。ランの仲間の多くは栄養を菌根菌に依存しており、栽培はとても難しい。自然学校では散策路沿いに点在する。環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類。

ギンリョウソウ

ギンリョウソウ


ツツジ科

高さ10-20cmほどの多年草。光合成を行わない腐生植物で、共生菌からの栄養で生活する。花の時期以外に地上部は見られず、5-8月頃に地下から白い花茎を伸ばし、花を咲かせる。その姿を銀の竜にたとえて名前がついた。別名ユウレイタケ。自然学校ではめったに見られず、見られたらラッキーかも。

クサギ


シソ科

高さ1.5-10mほどの落葉低木。7月から9月に甘い香りのする白色の花を多数咲かせる。おしべが飛び出た形をしており、大型の蝶や蛾が受粉する。秋に赤い萼(がく)が目立つ藍色の実がなる。葉をもむと独特の香りがする。伐採跡地によく見られ、自然学校では、散策路沿いでよくみられる。

クサボケ


バラ科

高さ30-70cmほどの落葉小低木。4月から5月に赤朱色の花がかたまってつく。庭木に使われるボケは中国原産で、日本に自生するこのクサボケのこと。日当たりの山野でよく見られ、自然学校では、陽だまりの丘などでみられる。

クズ


マメ科

大型の三出複葉をもつツル性の多年草。7-9月に濃紺紫色の甘い香りの花を房状につける。秋の七草の一つで、根からは葛粉がとられるなど、人の生活とのかかわりが昔から強い。日当たりのよい草原でよく見られ、自然学校では、森の入り口や草地でよくみられる。

クリ


ブナ科

高さ30mほどにもなる落葉高木。6月頃甘い香りの小さな花をひも状につける。雌雄同株で一つの木に雄花と雌花をつける。秋にイガをもつクリの実をつける。この実はタヌキやイノシシなど野生動物にとっても大事な栄養分となる。自然学校では、林内に点在する。



クロメンガタスズメ


スズメガ科

大きさは100㎜~125㎜程のガで、名前の通り胸の部分に人の顔のような模様があるのが特徴。自然学校では、管理棟の周辺で確認例がある。

クロモジ


クスノキ科

高さ2-6mほどの落葉低木。3-4月に葉の展葉とともに黄緑色の芳香のある小さな花を咲かせる。葉や枝もよい香りがし、楊枝やお茶として昔から使われている。雑木林の林内でよく見られ、自然学校でも、散策路沿いにいくつもみられる。

ゲンジボタル


ホタル科

大きさは10mm16mm程のホタルで、頭部と上ハネの色が黒色であり、胸の部分に十字の模様が入る。胸は地域差があり、十字の模様や錨型の模様、または無紋なども確認されている。自然学校では6月ごろの夜、沢沿いで見られる。

ゲンノショウコ


フクロソウ科

高さ30-70cmほどの多年草。7-10月頃に、5枚の花びらを持つ白色の花をつけ、その後、鳥のくちばしのような鞘を持つ種子をつける。古来より薬草に使われる。山野や道端に見られ、自然学校では草地で観察できる。

コアジサイ


アジサイ科

高さ1-1.5mほどの落葉低木。6-7月に白色の小さな花を密集させて咲かせる。ほかのアジサイのような装飾花は持たない。明るい林内や林縁に自生し、自然学校では、遊具広場近くの林床の一部で観察できる。

コウヤボウキ


キク科

高さ60-90cmほどの落葉小低木。9-10月頃に、白~淡い紅色の頭状花をつける。キク科のほとんどは草本だが、本種は木本で、枝が木質化し堅い。高野山でこの枝を使って箒を作ったことからその名がつく。山林の日当たりの良いところに見られ、自然学校でも散策路沿いのあちこちで観察できる。

コゴメウツギ


バラ科

高さ1-2mほどの落葉低木。5-6月頃に、白~薄黄色の小さな花を多数つける。花の形がウツギに似ることからその名がつく。株立ちになり細い枝を分枝するのが特徴。林縁で普通に見られ、自然学校でも散策路沿いのあちこちで観察できる。

コバネカミキリ


カミキリムシ科

大きさは10mm~30mm程のカミキリムシで、名前の通り上のハネが短く、他の種では隠れている下のハネが露出していることが最大の特徴。夜行性であり、昼間は木の皮の中などに潜んでいる。自然学校では、夏ごろに尾根道などを飛んでいるところが見られる。

コバノガマズミ


レンブクソウ科

高さ2-4mほどの落葉低木。4-5月頃に、白い小さな花を先端にまとまってつける。秋に赤い実をつけ、野鳥の食料になるほか、酸味のある実はジャムや果実酒など食用にもなる。林内で普通に見られ、自然学校でも陽だまりの丘近くの散策路沿いで観察できる。

ゴンズイ


ミツバウツギ科

高さ3-6mほどの落葉小高木。4-6月頃に、黄白色の目立たない花をつける。秋に赤い実をつけ、実が裂けると中の黒い丸い種子がよく目立つ。林内で普通に見られ、自然学校でも散策路沿いで観察できる。

サイハイラン


ラン科

高さ30-50cmほどの多年草。5-6月頃に、花茎を伸ばし、淡紫色の花を多数下向きにつける。その形が「采配」に見立ててその名がつく。林内のやや暗い場所を好み、自然学校でも暗めの散策路沿いで観察できる。

ササバギンラン


ラン科

高さ30-50cmほどの多年草。4-6月頃に、1cmほどの白色の花を穂状につける。仲間のギンランに似るが、ギンランは葉より花序が高いがササバギンランは花序が葉より高いか同じくらいになる。キンラン、ギンランとともに、盗掘等の影響で数を減らしている。自然学校では散策路沿いに点在する。

サラシナショウマ


キンポウゲ科

高さ40-150cmほどの多年草。8-10月頃に、白い小さな花をブラシ上に多数つける、薄暗い林内でよく目立つ。若芽を茹でで水にさらして食べることから名がついた。自然学校では、ホタルの沢付近で観察できる。

サワフタギ


ハイノキ科

高さ2-6mほどの落葉低木。5-6月頃に、おしべがよく目立つ白い花を多数つける。秋に鮮やかな瑠璃色の実をつけ、メジロなどが好んで食べる。葉、花、実いずれにも強い芳香があり食用となる。湿り気のある山野に生え、自然学校でも散策路沿いで観察できる。

サンショウ


ミカン科

高さ2-5mほどの落葉低木。4-5月頃に、花弁のない小さく黄緑色の目立たない花をつける。秋に熟すと赤くなる実をつける。葉、花、実いずれにも強い芳香があり食用となる。林内で普通に見られ、自然学校でも散策路沿いで観察できる。

ジャノヒゲ


キジカクシ科

高さ10cmほどの多年草。7-8月頃に、白色から淡紫色の下向きの花を咲かせる。花茎を伸ばし、淡紫色の花を多数下向きにつける。冬に8mmほどの瑠璃色の丸い実をつけ、皮をむくとよく弾む。根は麦門冬という生薬になる。林内のやや暗い場所を好み、自然学校でも散策路沿いのあちこちで観察できる。

ジュウニヒトエ


シソ科

高さ10-20cmほどの多年草。4-5月頃に、房状に白い唇形の花を多数折り重なるようにつけ、その姿から「十二単」の名がつく。明るい林内や林縁に生え、自然学校でも森の入り口付近など明るい散策路沿いで観察できる。

シュンラン


ラン科

高さ10-20cmほどの多年草。3-4月頃に、黄緑色の萼片と白い花弁をもつ下向きの美しい花を咲かせる。里山の春を告げるランともいわれる。林内や林縁に生え、自然学校でも陽だまりの丘近くなどで観察できる。

ショウジョウトンボ


トンボ科

大きさは40mm55mm程のトンボで、成熟したオスの体色は真っ赤なのに対し、未成熟のオスや成熟したメスの個体は橙褐色~黄褐色なのが特徴。名前は、中国の古典に登場する赤毛の想像上の生き物「猩々(しょうじょう)」に由来する。自然学校では、夏から秋にかけてお弁当広場でよく飛んでいる。

ツチイナゴ


バッタ科

オスが40mm55mm程、メスが45mm70mm程のバッタで、目の下あたりに涙のような黒い模様があるのが特徴。成虫は越冬することができるが、自然学校では4月から11月までの間、お弁当広場でよく見られる。

ナナフシモドキ


ナナフシモドキ科

大きさは75mm100mm程で、細長い体と足をもつ。たくさんの木の枝(七節)に似ている(もどき)という由来通り、木の枝に擬態する。メスだけで単為生殖することができ、オスはほとんど見られない。自然学校では夏ごろに散策路で見られる。

ニガイチゴ


バラ科

高さ0.5-1mほどの落葉小低木。4月から5月に白色の花を咲かせ、その後赤い野イチゴがなる。種子に苦みがあることから名がつくが、果実自体は甘くおいしい。日当たりのよい林縁部でよく見られ、自然学校では、森の入り口付近や明るい散策路沿いなどでみられる。

ニガクサ


シソ科

高さ30-70cmほどの多年草。7月から9月に淡紅色の花を茎の先端にまとまってつける。よく見ると、下の花びら(下唇弁)が大きく、おしべが外に飛び出ているのが特徴。山野のやや湿った場所を好み、自然学校では森の入り口付近の一部で見られる。

ニホンアナグマ


イタチ科

一瞬だけ見るとその姿はタヌキと間違えてしまいそうだが、目の周りの模様が縦になっており、足の爪が穴を掘るために長い等の違いで区別することができる。主に夜行性の動物で群れて生活するが、オスは単独で動く。えさは雑食で昆虫、カエル、果実などなんでも食べる。

ノコギリクワガタ


クワガタムシ科

大きさは23mm45mm程の甲虫で、赤色や黒色のすらりとした体つきで、顎に複数のギザギザした突起を持つ。クワガタムシは個体の大きさによって顎の形が変化するが、ノコギリクワガタはすべて顎にギザギザの突起が見られる。自然学校では夏ごろに散策路のコナラの樹液に集まっているのがよく見られる。

ヒメツチハンミョウ


ツチハンミョウ科

大きさは7mm23mm程の甲虫で、深い青の体と膨れた腹部が特徴。ハンミョウとはまったくの別種。ハネが退化している影響で飛ぶことができない。足の節々からカンタンジンという有毒物質を出すため触らないよう注意。自然学校では、散策路の「百段の試練」近くでよく見かける。

ミヤマアカネ


トンボ科

大きさは30mm40mm程のトンボで、オスの体は赤色、メスの体は黄褐色。ハネの先端に現れる赤い帯状の模様が特徴。東京都のレッドデータブックに絶滅危惧Ⅱ類として記載、数が減りつつある。自然学校では、夏から秋にかけてお弁当広場で見られる。

ヤマトタマムシ


タマムシ科

大きさは24mm40mm程で、つやのある金緑色の体に赤や黄色のラインが入っているのが特徴。この体の色は見る角度によって変化する。エノキやケヤキ、桜の木の葉っぱを食べる。自然学校では6月ごろから散策路でよく見られる。

ルリタテハ


タテハチョウ科

大きさは30mm39mm程のチョウで、ハネの表面が黒褐色で青いラインが入っているのが特徴。幼虫はサルトリイバラやホトトギスなどの植物を食草にしている。自然学校では、春から秋にかけて陽だまりの丘やお弁当広場で見られる。

ルリボシカミキリ


カミキリムシ科

大きさは15mm~30mm程のカミキリムシで、ターコイズブルーの体と黒い水玉模様が特徴。体の輝きはタマムシなどの構造色とは異なり、青い鱗状毛がたくさん集まった物である。この青い輝きは標本にすると失われてしまうため、生きているときにしか見ることができない。自然学校では、6月から9月にかけて森の中をよく飛んでいる。

高尾の森自然学校
東京都八王子市川町705-1
Tel 042-673-3844
開館時間
9:30~17:00(3月~9月)
9:30~16:00(10月~2月)
定休日  火曜日
九重ふるさと自然学校
大分県玖珠郡九重町大字田野1726-408
Tel 0973-73-0001
開館時間
9:30~17:00(最終受付16:30)
定休日  火曜日