NPO基盤強化助成報告会

2017年度NPO基盤強化助成報告会
2017年度NPO基盤強化助成報告会

NPO基盤強化助成は、人件費などの財政基盤を強化し、安定的に活動を継続できるような自主事業の構築・確立の支援を原則3年間行う制度です。 NPO基盤強化助成では、「活動団体が一堂に会し、成功事例・失敗事例を共有し、今後の事業に活かす」ことを目的に、助成先団体が前年度の活動報告を行う報告会を2008年より毎年5月に開催しています。

2021年5月15日(土)
NPO基盤強化進助成報告会を開催しました
当日の様子
当日の様子

2021年5月15日(土)に、セブン&アイHLDGS.本部ビルで、2018~2020年度のNPO自立強化助成、2021年度のNPO基盤強化助成の報告会を開催しました。

今回は、3年間の助成を終了した2団体と助成継続の3団体による報告、2021年度NPO基盤強化助成先6団体の発表をオンラインにて行いました。セブン‐イレブン記念財団の理事長、評議員、理事もオンラインにて聴講し、助成先団体の活動内容と積み上げてこられた努力や得られた成果を知ることで、改めて助成金(セブン‐イレブン店頭募金や寄付金)の使われ方を学ぶ良い機会になりました。

審査員(敬称略)

審査員長 廣野 良吉 (成蹊大学 名誉教授)
審査員長 廣野 良吉
(成蹊大学 名誉教授)
審査員 川北 秀人 (IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者)
審査員 川北 秀人
(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者)
審査員 三木 清香 (環境省 大臣官房総合政策課 民間活動支援室 室長)
審査員 三木 清香
(環境省 大臣官房総合政策課 民間活動支援室 室長)
審査員 宮林 茂幸 (東京農業大学 客員教授)
審査員 宮林 茂幸
(東京農業大学 客員教授)

2021年度 発表団体

◆ 2018年度 第3期終了
都道府県 団体名 事業名
北海道
NPO法人 ezorock
薪割り体験を通して、持続的な森林環境プログラムを提供する
島根県
認定NPO法人 自然再生センター
オゴノリング大作戦~中海の海藻で創る地域循環システム
●NPO法人 ezorock
  • 審査員コメント

    「今後は薪ストーブユーザーの市場調査や課題を把握した上で事業の見直しを図っていただきたい」 
    「コンテナ方式により薪の生産、販売の効率化が図れたことは高く評価したい。今後も放置林の材の有効活用につなげる取組みを期待したい。」

  • 団体コメント

    「毎年報告会で審査員からさまざまな助言をいただけたことが団体の活動のレベルアップにつながり、本当に有難かったです。今後は薪の流通システムを発展させるため、市場分析も行いながら、システムの普及拡大をはかっていきたいです。」

●認定NPO法人 自然再生センター
  • 審査員コメント

    「充実した活動であった。今後は地域の人と連携し地域社会、地球環境、地域経済の課題の解決につながる取組みを期待している。」
    「素晴らしい成果であった。さらに研究を重ねて発展することを願っている。今後は畜産業や農業などとも連携し、様々な商品に加工することでブランド価値を高めていってほしい。」
    「市場における価値をあげるためには、オゴノリだけではなく他のもの組合せることが必要。たとえば地域の伝統的な食材や文化などからヒントをもらい、さらなる付加価値をつける取組につなげていただきたい。」

  • 団体コメント

    「貴重なアドバイス、また3年間の助成をいただき有難うございました。地域の人とのつながりを大事にし、一つ一つ情報発信を行い、実績をあげることで「オゴノリング」がここまで発展することができました。今後も地域の人と連携を図りながら、ブランド化や他の地域への拡大へチャレンジしていきたいです。」

◆ 2019年度 第2期終了
都道府県
団体名
活動
岐阜
NPO法人 泉京・垂井
SDGsと地域をつなぐ「非営利コンサルタント」基盤強化
三重県
NPO法人 大杉谷自然学校
野外体験保育の推進
◆ 2020年度 第1期終了
都道府県
団体名
活動
福島県
NPO法人 ザ・ピープル
衣と食の無駄をなくすフード&クロージングバンク推進事業
◆ 2021年度 新規
都道府県
団体名
活動
東京都
NPO法人 銀座ミツバチプロジェクト
持続可能な循環型社会・地域共生の構築
東京都
NPO法人 くにたち農園の会
都市農地・里山環境を活用した野外放課後 児童クラブモデル事業
大阪府
NPO法人 大阪湾沿岸域環境創造研究センター
漁業と福祉との連携(漁福連携)による地域自然・文化の継承
徳島県
NPO法人 吉野川に生きる会
休耕地や荒れ地にバイオ桐を植え、脱炭素社会の実現
大分県
NPO法人 笑顔
里山自然を生かし、野草薬草の再生と廃校整備による野草事業の創設
鹿児島県
NPO法人 喜界島サンゴ礁科学研究所
サンゴ礁総合科学を通じた次世代リーダー育成拠点の形成

評議員感想(抜粋)

本日は助成の報告会に参加させていただき、本当に良かったと思っています。紙で見るのと直接団体の方々からお話を聞けるのでは、こんなに違うものなのだと自分事として捉えられる本当に良い勉強になりました。
活動に大切なことは、「何をやるか」「それをどうやっていくか」それ以上に大切なのが、「何故やるのか」と「誰とやっていくか」だと思っています。これを考えると皆様方の活動を大変誇りに思っております。今後のご活躍をお願いしたいと思います。
本日は、このような会に参加させていただきまして誠にありがとうございました。

静岡・東東海地区 籾山 貴子 評議員

審査員長総評

本日は長時間にわたり、ご苦労様でした。とくに今回は財団の理事・評議員の方々にご参加いただき、私たちの報告会の内容・方法を観察なされて、今後の財団の助成活動をどのように展開したら良いかということについてもいろいろお考えになられたことと拝察します。
審査員は大学の先生、研究者、NPO代表、国家公務員ですが、学者や研究者は往々にして「何をすべきか」、「何故それをするのか」などについては学んでいますが、「いかに実行するか」ということになると案外素人です。このような点で、「いかに効率よく、有効性を高めるか」といったことに日々専念しておられる評議員・理事の方々が今日参加してくださったことを本当に嬉しく思っています。
国、都道府県、上場民間企業の活動を大樹に例えれば、本財団の助成対象団体は規模、活動範囲からいって小さな樹木です。発表団体のビジョンや目標達成への探求心は重要ですが、その活動をとりまく関係諸団体、地方自治体、政府という大樹が周りで支えていくからこそ今日の発表団体に見るように、各種各様な成功事例があったのではと思います。
皆の協力を得てやるのが成功の道。しかし同時に個々の団体の自助努力があってこそ、他の方々が助け舟を与えてくれます。「神は自らを助ける人を助く」(God helps those who help themselves)という言葉がありますが、今日お集まりの皆様も引き続き努力を続けていただきたいと思います。
このような会合では、お互いに共通に学び合う点が大きいです。これを自分の地域の色々な団体と共有しあい、お互いに一緒に太く・立派な樹木になっていくよう今後もご展開をお願いします。
今日はお互いにいろいろ学ぶ点が多々ありましたが、今後も皆で共有しながら、ともに手を携えて発展することを期待しています。ありがとうございました。

最終審査会審査員長 廣野良吉(成蹊大学名誉教授)