「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
青森セブンの海の森

青森県青森市の陸奥湾に面する青森港駅前干潟は、2021年7月22日にオープンしました。
かつて陸奥湾のアマモ場は日本最大の面積を有していましたが、海岸工事や水質汚濁等により、少しずつ消失が進みました。
またこのエリアは、かつて青函連絡船の専用岸壁でゴミがたまりやすい問題がある一方で、新青森駅開業後に東日本大震災があり、市民が海から遠ざかるようになってしまいました。
これらの課題解決のため産官学民が一体となり、干潟造成とアマモ場を再生することで、人々がにぎわう場になればという想いで事業を開始。
「青森セブンの海の森」は、青森港駅前干潟をはじめとする青森市の豊かな環境を健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指し、森・里・川・海のつながりを意識しながら活動を進めてまいります。
青森駅前干潟とそれを取り巻く青森市の豊かな自然環境を健全な姿で次世代に引き継ぐこと、青森駅前干潟をきっかけとした「人と自然」「人と人」「人とまち」が融合するコミュニティづくりを目的に、今回の活動は総勢46名の方々に参加していただきました。

今回の活動では、座学、海岸清掃、生きもの観察を行いました。
座学では、海洋ゴミやアマモに関する内容を学び、活動の意味や目的を理解したうえで、実際の体験活動に取り組みました。


座学の後には、地引網を使った生きもの調査を実施しました。参加者全員で掛け声を合わせながら網を引き、浅瀬に生息するイソシジミの探索や、海岸・海中のゴミ拾いなどを行いました。
水温はまだ低く、生きものの数は多くありませんでしたが、稚魚の姿も見られ、子どもたちは楽しそうに観察していました。昨年秋に植えたアマモは残念ながら枯れてしまいましたが、同時期に種をまいて移植したスゲアマモは、約半数が順調に育っていることが確認されています。
スゲアマモは環境省のレッドリストに掲載されている貴重な植物であり、その数を増やすことで、青森駅前ビーチの豊かな自然環境と魅力を広く伝えていけるよう、今後も活動を継続していきます。




回 | 実施日 | 活動内容 | 参加人数 | |
---|---|---|---|---|
加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | |||
第1回 | 2021年10月10日 | 海岸清掃、生きもの観察、アマモ種子採取、アマモ種子播種 | 11名 | 48名 |
第2回 | 2022年7月16日 | 海岸清掃、生きもの観察、アマモ種子採取(400本、8,000粒) | 18名 | 65名 |
第3回 | 2022年10月15日 | 海岸清掃、生きもの観察、アマモの種の選別・種まき | 20名 | 44名 |
第4回 | 2023年7月23日 | 海岸清掃、ゴミの分別、生きもの観察、アマモの花枝採取、漁礁づくり | 24名 | 67名 |
第5回 | 2024年6月1日 | 勉強会、ゴミの分別、カヤック体験 | 65名 | 79名 |
第6回 | 2024年9月28日 | 勉強会、ゴミ分別、カヤック体験、生きもの観察 | 10名 | 30名 |
第7回 | 2025年6月7日 | 勉強会、生きもの観察、海岸清掃 | 21名 | 46名 |
合 計 | 169名 | 379名 |
「青森セブンの海の森」環境保全活動 協定締結

2021年10月9日(土)、青森県青森市と特定非営利法人 あおもりみなとクラブとセブン‐イレブン記念財団の三者で「青森セブンの海の森」事業に係る連携に関する協定を締結しました。
【協定の目的】
- 青森港駅前干潟をはじめとする青森市の豊かな環境を健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指す
- 森・里・川・海のつながりを意識しながら、青森港駅前干潟とそれをとりまく青森市の環境の保全および地域の一層の活性化等を図る
この活動により、アマモ場再生によるブルーカーボンの促進、産官学民の連携による地域の活性化に取り組んでまいります。