「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
福岡セブンの海の森
「福岡セブンの海の森」の対象地となる「地行浜」は、福岡市中央区に位置し、博多湾に面した海辺のエリアです。
博多湾は福岡市域に囲まれた内湾であり、多くの生きものが育つ豊かな海として知られています。
この海には、タツノオトシゴ、ヒメイカ、ホウボウなどの生きものが暮らしています。
この豊かな海を守り、未来へつなげていくために、アマモの再生によるブルーカーボン活動を推進していきます。


博多湾におけるアマモ再生によるブルーカーボン活動。博多湾の生きもの豊かな海を取り戻すため、総勢153名の方々に参加いただきました。

第一回目の活動では、アマモの苗づくり、生きもの観察、海岸清掃の三つのプログラムを実施しました。
まず、参加者はアマモについてのレクチャーを受けた後、各自が苗づくりに挑戦しました。分解ポッドにアマモを入れ、アマモが育つための環境を整えたポッドを一人ひとつ作成しました。完成したポッドはダイバーに託され、地行浜の海中に植え付けられました。参加者が自ら手を動かして苗づくりを体験することで、アマモの生育環境やその重要性について理解を深めることができました。


次に、生きもの観察では、事前にアマモ場から採取した海の生きものを紹介しながら観察を行いました。小さな魚や甲殻類など、アマモ場に集まる多様な生物を間近で見ることができ、特に子どもたちは興味津々で観察に取り組んでいました。アマモ場が多くの生きもののすみかとなっていることを実感する貴重な機会となりました。

最後に、海岸清掃を実施しました。目立った大きなごみは少なかったものの、マイクロプラスチックが多く見られ、参加者は小さなごみを丁寧に拾い集めました。この活動を通じて、目に見えにくいマイクロプラスチックが海の生態系に与える影響についても考えるきっかけとなりました。


今回の活動では、アマモの重要性やそこに集まる生きものの存在、そしてそれらに影響を与える環境問題について、参加者に広く理解してもらうことができました。今後も継続的に活動を行い、博多湾の環境改善に向けた取り組みを進めていく予定です。
回 | 実施日 | 活動内容 | 参加人数 | |
---|---|---|---|---|
加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | |||
第1回 | 2025年6月7日 | アマモの苗づくり、生きもの観察、海岸清掃 | 103名 | 153名 |
合 計 | 103名 | 153名 |