「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。

セブン-イレブン記念財団は、豊かな生態系を抱く霧多布湿原を次世代に引き継ぐために、「小さな力が集まって、大切な自然遺産を残していく」ナショナルトラスト運動を推進しています。
北海道浜中町の認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラストとパートナーシップ協定を結び、2002年より霧多布湿原の民有地などを取得し保全しています。これまでの取得面積は、480.8ha(2022年2月末日現在)になります。
豊かな森が豊かな湿原をつくり、やがて豊かな海を作ります。この自然の循環の一助となることを目指し、2018年より「霧多布セブンの森」を開始しました。
また、2021年3月30日、霧多布湿原も含まれる「厚岸道立自然公園」が「国定公園」に昇格し「厚岸霧多布昆布森国定公園(あっけしきりたっぷこんぶもりこくていこうえん)」になりました。
この活動は、豊かな生態系を抱く湿原を次世代に引き継ぐための保全活動を目的に行われております。
森・湿原・川・海をつなげるプロジェクトに総勢82名の方々に参加していただきました。

今回の活動場所は、北海道厚岸郡浜中町琵琶瀬にある琵琶瀬海岸です。この地域は、霧多布湿原を中心とした豊かな自然環境が広がっており、湿原・海岸・森林が連続する生態系の保全が重要視されています。


今回の活動内容は、琵琶瀬海岸の清掃活動です。
一般ごみのほか、漁網や砂に埋まったロープなど、約1トンの廃棄物を回収しました。
活動は3チームに分かれて行われ、広範囲に点在するごみの回収には軽トラックを活用し、効率的に作業を進めました。
数日前の「しけ」により浜辺に打ち上げられたアマモが歩行を困難にする場面もありましたが、参加者の皆さんは軽快に移動しながらごみを拾い、漁協組合の青壮年部の方々が軽トラックで回収・運搬を担当してくださいました。チームワークの良さもあり、スムーズに活動が進みました。
活動中はお子様たちも活躍し、自然の中での体験を通じて環境保全の大切さを学ぶ貴重な機会となりました。


活動終了後には、「えがおの証明書」とノベルティ(キーホルダー)を子どもたちに贈呈しました。
霧多布の豊かな自然環境を次世代に引き継ぐため、今後も森の活動と海の活動を通じて、自然とのつながりを大切にしながら、持続可能な環境づくりに取り組んでまいります。
| 回 | 実施日 | 活動内容 | 植樹 本数 |
参加人数 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | ||||
| 財団 | 2018年9月15日 | 「平成30年北海道胆振東部地震」のため中止し、有志で山道作りと11本の植樹 | 11本 | 4名 | 12名 |
| 第1回 | 2019年5月25日 | シラカバ500本の植樹 | 500本 | 35名 | 43名 |
| 第2回 | 2020年7月21日 | 外来種駆除 | ─本 | 0名 | 7名 |
| 第3回 | 2021年7月10日 | 下刈り、外来種駆除 | ─本 | 5名 | 12名 |
| 第4回 | 2022年5月14日 | 植樹した箇所の活着率調査、記念植樹(カエデ) | 1本 | 6名 | 15名 |
| 第5回 | 2022年10月22日 | 海岸清掃、木道整備 | ─本 | 6名 | 23名 |
| 第6回 | 2023年6月24日 | 海岸清掃、生きもの調査 | ─本 | 37名 | 75名 |
| 第7回 | 2023年10月14日 | 海岸清掃、生きもの調査 | ─本 | 16名 | 52名 |
| 第8回 | 2024年6月29日 | 植樹(白樺・イヌエンジュ・トドマツ) | 150本 | 34名 | 44名 |
| 第9回 | 2024年10月12日 | 海岸清掃 | ─本 | 28名 | 49名 |
| 第10回 | 2025年6月28日 | 植樹、保護カバー設置 | 150本 | 30名 | 47名 |
| 第11回 | 2025年10月4日 | 琵琶瀬海岸の清掃 | ─ | 35名 | 82名 |
| 合 計 | 812本 | 236名 | 461名 | ||