助成決定団体
2025年度(令和7年度)助成の種類
助成の種類 | 助成の趣旨と特徴 |
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未来へつなごう助成 | 地域の環境課題解決のため、大学生・大学院生が主体となって取り組む活動を1年間支援 |
活動助成 | 自然環境保護や生物多様性の保全、気候変動対策、体験型の環境学習など、市民が主体となって行う環境活動を1年間支援 |
NPO基盤強化助成 | 地域の課題解決のために行う革新的かつ持続可能な自主事業の構築・確立を目指すNPO法人の活動を原則3年間支援 |
地域美化助成 | ごみのない、緑と花咲く街並みをつくる活動を1年間支援 |
2025年度(令和7年度)助成決定
助成の種類 | 応 募 | 単年度の助成決定 | 複数年継続を含む 助成決定 |
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件数 | 申請金額 | 件数 | 金額 | 件数 | 金額 | |
未来へつなごう助成 | 8件 | 2,254,032円 | 6件 | 1,654,859円 | 6件 | 1,654,859円 |
活動助成 | 235件 | 151,053,663円 | 129件 | 74,163,212円 | 129件 | 74,163,212円 |
NPO基盤強化助成 | 39件 | 130,002,243円 | 6件 | 20,957,972円 | 12件 | 43,923,112円 |
地域美化助成 | 126件 | 43,980,136円 | 111件 | 35,856,194円 | 111件 | 35,856,194円 |
合 計 | 408件 | 40,911,823円 | 252件 | 132,632,237円 | 258件 | 155,597,377円 |
2025年度(令和7年度)助成先一覧

助成先団体選定は、透明性と公正性を高めるために、活動分野ごとに審査する専門審査会と、その結果をもって広い視点から審査を行う最終審査会の二審査制をとっています。原則3年間継続して支援するNPO基盤強化助成は、最終審査会においてプレゼンテーション審査を実施しています。
専門審査会審査員
活動分野 | 担当審査員 | ||
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自然環境の 保護・保全 |
森林の保護・保全 | 宮本 至 | NPO法人 森づくりフォーラム 事務局長 |
里地里山の保全 | 竹田 純一 | 株式会社 森里川海生業研究所 共同代表 | |
里海の保全 | 木村 尚 | NPO法人 海辺つくり研究会 理事・事務局長 | |
その他の自然環境 の保護・保全 |
横山 隆一 | 公益財団法人 日本自然保護協会 参与 | |
野生動植物種の保護・保全 | 吉田 正人 | 筑波大学 名誉教授 | |
総合環境学習活動 | 加藤 超大 | 公益社団法人 日本環境教育フォーラム 事務局長 | |
暮らしの中のエコ活動 | 崎田 裕子 | ジャーナリスト、環境カウンセラー |
最終審査会審査員
渡辺 綱男 | 一般財団法人 自然環境研究センター 副理事長 |
川北 秀人 | IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 |
佐々木 真二郎 | 環境省 大臣官房総合政策課 民間活動支援室長 |
入江 彰昭 | 東京農業大学教授 |
審査講評
今年度も全国から多くの応募をいただき、4種類の助成をあわせて252の団体への助成を決定することができました。その活動フィールドは、里山や市街地をはじめ多岐にわたり、活動内容も「自然環境保護・保全」、「体験型の環境学習」、「植栽」など多様な活動が対象となっています。「食品ロスの削減の推進に関する法律」に基づく施策の進展を受けて、「エコ活動の推進」分野においてフードバンクに関連した活動を実施している団体からの応募が増えたことが今回の特徴としてあげられます。
また、2016年度からリニューアルを重ねながら、NPOの組織基盤づくりを支援してきた NPO基盤強化助成の応募が増えたことも注目されます。全国各地の現場で活動を牽引してきた団体にとって、活動の担い手の持続的な育成が共通の課題となっています。この助成事業を通じて、多世代の参加、財源の多様化などを含め、NPO基盤強化のモデル事例が生み出されていくよう期待しています。 環境問題に関する国際的な議論と地域の現場に根ざした活動が相互に支え合う関係を創り出していくことが重要です。世界の情勢にも目を向けつつ、この環境市民活動助成が世界と地域の現場の橋渡しの役割も担ってほしいと願っています。セブン-イレブン店頭に寄せられたお客様からの募金および助成団体の活動が、全国の環境問題解決の一助となり、さらにその成果の世界への発信にも繋がっていけば幸いです。次年度も皆さんからのご提案、ひとつひとつの活動のストーリーに出会えることを楽しみにしています。
最終審査会審査員 渡辺 綱男
(一般財団法人 自然環境研究センター 副理事長)