国立公園保全活動
2025年9月20日(土)
第4回 霧島錦江湾国立公園整備報告書霧島錦江湾国立公園にある「重富海岸」の保全・生物多様性の改善を目的に、総勢71名の方に参加いただきました。

第4回目となる霧島錦江湾国立公園での活動では、重富海岸にて生きものの観察と耕うん作業を行いました。
今回の活動では、これまで継続して耕うん作業を行ってきた場所で生きものの採取を行いました。干潟には無数の小さな穴が点在しており、そこを丁寧に掘り起こすと、カニや貝類、小さな甲殻類など、さまざまな生きものが姿を現します。参加者は、大人も子どもも夢中になって干潟を探索し、「見つけた!」という歓声があちこちで響いていました。見つけた生きものを周囲と見せ合いながら、笑顔で喜びを分かち合う姿が印象的でした。
先日の豪雨の影響か、生きものの数は前回よりもやや少なく感じられましたが、それでも多様な生きものを観察することができ、自然の豊かさを改めて実感する機会となりました。



生きもの探しの様子
生きもの観察の後は、耕うん作業に移りました。観察を行った地点で、一列になって作業を開始。スコップを使って土を掘り起こす作業は、腕の力だけでなく、体全体を使う重労働です。しかし、継続して同じ場所を耕うんしてきたことで、初回に比べて土が柔らかくなり、スコップが入りやすくなっていることを実感できました。参加者からは「前よりも掘りやすくなってる!」という声も聞かれ、継続することの意味や成果を肌で感じる貴重な体験となりました。



耕うん作業の様子と作業後の干潟
このような活動を通じて、自然との関わり方や環境保全の大切さを学ぶことができるだけでなく、地域の自然を未来へとつなげていく意識を育むことにもつながっています。
未来につながるこの活動は、今後も継続してまいります。
霧島錦江湾国立公園
| 回 | 実施日 | 活動 内容 |
参加人数 | |
|---|---|---|---|---|
| 加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | |||
| 第1回 | 2023年10月29日 | 干潟清掃、干潟の生きもの観察 | 25名 | 64名 |
| 第2回 | 2025年2月16日 | 干潟の生きもの観察、干潟の耕うん、海岸清掃 | 67名 | 86名 |
| 第3回 | 2025年5月31日 | 干潟の生きもの観察、干潟の耕うん、海岸清掃 | 56名 | 77名 |
| 第4回 | 2025年9月25日 | 干潟の生きもの観察、干潟の耕うん | 62名 | 71名 |
| 合 計 | 210名 | 298名 | ||